しじみに含まれる葉酸について知ろう!

しじみには“葉酸”が含まれています。妊婦さんには特に必要として知られる葉酸ですが、具体的にどんな栄養素なのか知っていますか?葉酸とはそもそも何なのか、どんな働きをするのか、どれくらい摂取すればいいのか、詳しくチェックしていきましょう。

葉酸はどんな栄養素?

葉酸は「ビタミンB9」と呼ばれるビタミンB群の一種です。ほうれん草の葉から発見されたため「葉酸」と呼ばれています。水に溶けやすい性質があり尿として排出されやすいため、毎日の食事に意識して取り入れることが大切です。

意外と知られていない葉酸の働き

しじみにも含まれる葉酸は体の中でどんな働きをするのでしょう?分かりやすく解説していきます。

血液をつくる

葉酸はビタミンB12と協力して赤血球をつくる栄養素で、「造血ビタミン」とも呼ばれています。赤血球とは、血液中にある酸素を運ぶ物質のこと。健康な赤血球がつくられることで体に酸素が行きわたり、めまいや頭痛などの貧血の症状を防ぐことができます。

胎児の成長を助ける

葉酸は胎児の成長に欠かせません。遺伝子であるDNAを合成したり、神経管の発育を促して赤ちゃんの体をつくります。「妊婦さんは葉酸を多めにとりましょう」と言われるのはこのためです。不足すると胎児の発育不全を招くと言われています。

活性酸素の発生を抑える

葉酸には「ホモシステイン」というアミノ酸を減らす働きがあります。ホモシステインは脳、骨、血管などで、活性酸素という細胞にダメージを与える物質を発生させます。葉酸がこの物質を減らすことで、認知症、骨粗しょう症、動脈硬化など様々な病気の発症を抑えることができます。

1日にどれくらいとるべき?

葉酸の1日の摂取目安量は男女とも18~29歳で240~900μg、30~49歳で240~1,000μgとされています。妊娠中の女性の場合はこの目安量+240μgです。
平成21年におこなわれた国民健康・栄養調査によると、20歳以上の平均で男性は1日に320μg、女性は304μgの葉酸をとっていることが分かっています。普段の食事で不足することは少ないようですが、妊娠中の女性はもっと積極的に取り入れる必要があります。しじみの葉酸含有量は100g中17.0μg。そこまで多くありませんが、意識して取り入れることで妊娠中の葉酸不足を補うことができます。

しじみに含まれる葉酸で健康な毎日を送ろう

葉酸には、貧血予防、胎児の成長促進、病気予防などの効果があります。妊婦さんに特に大事な栄養素として知られていますが、もちろん妊婦さん以外の人も不足には気をつけなければなりません。食事のバランスが崩れている人や貧血気味な人は、ぜひしじみの栄養価に注目してみてくださいね。