「土用しじみ」と「寒しじみ」とは?

「土用(どよう)しじみ」「寒(かん)しじみ」といった言葉を聞いたことがありませんか?しじみは日本でも馴染みのある貝ですが、土用しじみと寒しじみは普通のしじみとはまた少し違います。それぞれどんなしじみなのか、詳しく解説していきます!

土用しじみとは?

「土用しじみ」とは、夏の土用(7月20頃からの18日間)に食べるしじみのことです。夏の土用に食べるものといえばウナギや土用餅が広く知られていますが、実はしじみもその一つ。意外にも歴史は古く、江戸時代から土用の丑の日に食べる食材として親しまれてきました。
しじみの旬は6~8月頃です。産卵を控えている時期で、旨味となる成分や栄養分を多く蓄えており、夏バテ予防や体力回復効果が期待できます。夏の土用にしじみが食べられてきたのはこのためです。栄養価の高さから「土用しじみは腹ぐすり」とも言われています。

寒しじみとは?

しじみの旬は夏だけではなく冬にもあります。そして水温が下がる1~2月の冬のしじみを「寒しじみ」といいます。寒くなるとしじみは湖底にもぐり、低い水温から身を守りながら春を待ちます。この土の中にもぐっている間に旨味や栄養分が増え、美味しく栄養価の高いしじみになるのです。

しじみの旨味と栄養

しじみにはコハク酸やグルタミン酸などの旨味成分が含まれています。その他にも、体のエネルギーになるグリコーゲン、体の材料になるアミノ酸、体の調子を整えるビタミン・ミネラル、肝機能を高めるオルニチンやタウリンなども含まれます。土用しじみや寒しじみには、これらの成分が特に多く含まれているというわけですね。

栄養たっぷりのしじみを食べよう!

一年を通して手に入るしじみですが、特に栄養価が高いのは夏の土用しじみと冬の寒しじみです。バテやすい夏の暑い季節や、お酒を飲む機会が多い年末年始には、栄養たっぷりのしじみを積極的に取り入れていきましょう!